伝導瞑想は、人のため世のために何らかの役に立ちたいと願う人々にとって、最も容易に行える最大の奉仕の手段です。毎週数時間を伝導瞑想に費やす行為が、人類とこの惑星全体に計り知れない大きな効果をもたらします。transm

 伝導瞑想は、集団瞑想の特別な形態です。ハイアラキーの覚者方から送られてくる霊的エネルギーは、そのメンバーが肯定的な安定した回路として働くことで、グループを通して一段と波動が下げられ、より使用可能なものとなって、世の中に送られます(たとえて言えば、高圧の電力が変圧器を通って一般家庭で使用可能な電力となるのと同じです)。

専門的知識も経験も必要ありません

人間がエネルギーを伝導することは、むしろ最も自然なことです。一つの集団としての人類の目的は、上位の王国からのエネルギーを下位の王国へ伝導することであり、それによって動・植・鉱物界を育み、進化を刺激するのです。

 必要なことは、世界に奉仕したいという真剣な願いと、毎週、同じ時刻に同じ場所に規則的に集まる決意です。志を同じくする友人数人を誘い、都合の良い日と場所を決め、それを守ることです。すると、その時刻にグループが伝導を行うために必ず集うことを、ハイアラキーは知り、当てにするようになるのです。

瞑想のやり方

 単に頭脳と魂を整列させることであり、これは意識(注目)を眉間の中央に軽く集中させ、そこに保持することによって可能になります。エネルギーは、魂を通して肉体のチャクラ(エネルギーセンター)に流されるので、魂との整列が最も大切です。そうしてハイアラキーの霊エネルギーに呼びかけるために、グループのメンバーは一緒に、大祈願を声に出して、心を集中させて唱えます。そうすることによって、ハイアラキーの覚者からただちにエネルギーが送られてきます。

 伝導瞑想は、個人が行っているその他の瞑想や宗教的、精神的習慣の妨げとならず、むしろエネルギーは個人のチャクラを通過して伝導されるので、チャクラは刺激され、活動は活発化し、波動はより高まるので、知らず知らずのうちにその人自身が非常に急速に霊的成長を遂げずにはおられません。

 カルマ・ヨガ(奉仕)とラヤ・ヨガ(エネルギーのヨガ)の組み合わせである伝導瞑想は簡単で、非常にダイナミックで、途方もなく重要な奉仕の仕事です。世界中に巨大な光のネットワークがマイトレーヤによって魂のレベルでつくられており、伝導瞑想のグループはこのネットワークに連結されています。

大祈願は、いずれの宗教宗派にも関係のない、世界の祈りであり、呼びかけです

 1945年6月にキリスト・マイトレーヤはこれを初めてお使いになり、人類に授けられました。世界を変え、マイトレーヤとハイアラキーの覚者方の降臨を可能にするエネルギーを、人類自身が呼び起こすことができるように与えられたのです。多くの言語に訳され、今日、世界中のすべての国で使われています。

大祈願

神の御心の光の源より
光をあまねく人の心に流れ入れさせ給え
光を地上に降らせ給え。
神の御心の愛の源より
愛をあまねく人の心に流れ入れさせ給え
如来(キリスト)よ、地上に戻られ給え。
神の意志、明らかなる中心より
大目的が人の貧しき意志を導かんことを
如来は大目的を識り、これに仕え給う。
われらが人類と呼ぶ中心より
愛と光の大計画を成させ給え
悪の棲処の扉を封じ給え。
光と愛と力とをもて
地上に大計画を復興をさせ給え。