大宣言の日

 「もうすぐ、世界が待望するお方は出現して、御自身をすべての者の視野の中に現されるだろう……マイトレーヤは、貪欲のギャンブルのカジノである株式市場の崩壊を合図として使うだろう。その時、彼は公に世界の舞台に入ってこられ、そして正義と自由、分かち合いと良識を訴えるだろう」

(『覚者は語る』混乱の終りより)

 十分に大勢の人々がマイトレーヤのメッセージに反応するとき、人々は世界のメディア・ネットワークに対して、大多数の人々に彼の考えをもっと十分に伝えることができるように彼を呼んで話をさせることを要求するでしょう。その時、世界のテレビネットワークが衛星で連結されるでしょう。これは私たちの人生で最も途方もない出来事であり、その規模において比べるもののない、歴史上で最大の比類ない出来事となるでしょう。

 「大宣言の日」は、メディアによってあらかじめ告知されるでしょう。人はその時間にテレビのチャンネルを合わせ、マイトレーヤの顔をテレビの画面に見るでしょう。テレビ中継はこの出来事のために存在するのであり、それによって史上初めて、世界教師が、教会や聖職者の仲介を必要とせず、すべての人間に語りかけることができるのです。

 マイトレーヤは全知・遍在です。彼はすべての人間と思念伝達(テレパシー)の交信を確立し、それぞれの人が、自国語で、心のうちに彼の言葉を聞くでしょう。これは2,000年前にパレスチナで本当に起こった出来事の再現であり、ただ今回はそれが世界的規模で起こるのです。

 彼は世界の歴史について短く説明し、私たちがやって来た途方もないレベルから、私たちが落下した堕落への経緯を紹介するでしょう。私たちに変化を促し、未来への展望で私たちを鼓舞するでしょう。これまで誰も世界に提示したことのない未来、この地球がこれまで見た中で最も素晴らしく、美しく、途方もない輝きに満ちた文明について語るでしょう。

 ……彼の思いが伝えられている間に、マイトレーヤのエネルギー、愛のエネルギー(キリスト原理)が途轍もない強さで流れ出るでしょう。「それはあたかもわたしが全世界を抱きしめるかのようであろう。人々は肉体的にすらそれを感じるであろう」と、彼は言われます。

 これは、マイトレーヤのメッセージに対する直観的な反応を呼び起こすでしょう。外的な物質界では、何千人もの自然な奇跡的治癒が地球全体で起こるでしょう。これらの方法で、この人物がキリストであり、イマム・マーディであり、クリシュナであり、メシアであり、マイトレーヤ(弥勒菩薩)であることが知られるでしょう。あるいはどのような名前も付けず、世界教師であると知るでしょう。

(『大いなる接近』より)

「大宣言の日」における人類の体験がどんなものであるかを、クレームの師である覚者は次のように描いておられます。

 「その特別の日に思考が放送されたのを、以前に聞いたことのある人間はどこにもいないだろう。人間が彼らの神性への呼びかけを、地上における彼らの存在へのチャレンジ(挑戦)を聞いたことはかつてないだろう。その貴重なるひとときの間、各人が一人ずつ、厳粛に、独りで、自分の人生の目的と意味を初めて知り、幼年時代の恵みを、自我欲に汚されていない思考の純粋さを、新たに経験するだろう。その貴重な数分の間、人間は大生命(いのち)のリアリティ(実相)に完全に参加することの歓びを新たに知り、遠い過去の記憶のように、お互いがつながり合っていることを感じるだろう……

 突然、人間は今までの自分たちの人生が薄っぺらなものであり、人生を貴重なものにするすべてのことーー同胞愛や正義、創造性や愛ーーが大多数の者にとって欠けていることを悟るだろう……慎ましい感謝と良きものへの切望のうちに、人間の涙が静かに流れるだろう。

 その時以後、新しい神聖の気がこの地球全体にみなぎるだろう。人はしばらくの間、忍び足で歩くだろう」

(ベンジャミン・クレーム著『人類の目覚め』本文より)

新しい世界 マイトレーヤの出現であなたの未来が変わる