ロンドンの公開講演会の席上でベンジャミン・クレームを通して伝えられた140信のメッセージは音声として録音され、さらにその後書籍『いのちの水を運ぶ者』として提供されている。
■ベンジャミン・クレーム氏を通しての音声
■石川道子氏による朗読音声
共に平和に生きるか、完全に死滅するか
メッセージ第11信 1978年1月5日
親愛なる友よ、再びあなたがたと共に在ることをうれしく思う。
わたしの計画は、わたしより先に、わたしの教えを世に出して、
わたしの道を整えることである。
わたしの民は、彼らのグループを通して、グループの努力を通して、
わたしの教えを、世に伝えていくだろう。
人類の用意が、多少整ったとき、わたしの声は聞かれるであろう。
わたしの努力は実を結び始め、
変化を起こし、
人々を、国家を、互いに近づけ、
世界に新しい希望をもたらしている。
わたしはまもなく出現する。
しかしまずはじめに、新しい方向を指し示そう、
人類が生存しつづけるために、選ばねばならぬ方向を。
第一に、人はお互いを兄弟として、唯一なる御父の子供たちとして見なければならない。
これは、なによりも大切なことである――
もし人が、一歩でも神に近づこうとするならば。
生きるために必要不可欠なものすら持たない男女や小さな子供たちが世界中に存在し、
数多の貧しい国々の都市に群がっている。
この罪悪は、わたしを辱めてやまない。
我が兄弟たちよ、
あなたがたはこれらの人々が死ぬのを目の前にしながら、
いかで自分たちを人間と呼ぶことが出来ようか?
わたしの計画は、
この、わたしの幼き者たちを、飢えと不必要な死から救うことである。
あなたがたを取り巻く問題を切り抜ける道は、
あなたがたの心の裡なる神のまことの声に再び耳を傾けることであり、
この世の豊かな産物を世界中すべての兄弟姉妹たちと分かち合うことである。
これをあなたがたに示すことがわたしの計画である。
わたしはあなたがたの助力を必要とする。
わたしの仕事を手伝ってくれるよう、あなたがたに呼びかける。
どうしてわたしはこの大量殺戮を傍観し、
わたしの幼き者たちが死ぬのを眺めていられようか?
否、我が友よ、それは出来ない。
だから、わたしは再びあなたがたの中に速やかに戻り、
方向を示し、道を教えに来たのである。
しかし、わたしの使命の成功はあなたがたにかかっている。
真なる人間として分かち合い、共に平和に生きるか、
完全に死滅するか――
このどちらかをあなたがたは選ばねばならない。
わたしの心(ハート)は、あなたがたの答えを、選択を知っている。
そして喜んでいる。
唯一にして最も聖なる神の光と愛と力とが、
あなたがたの心(ハートとマインド)の裡に、今顕されるように。
この光と愛と力とが、
あなたがたの裡に沈黙のうちに宿るところのものを求めさせるように。
それを探し出し、あなたがたは神であることを悟りなさい。