ロンドンの公開講演会の席上でベンジャミン・クレームを通して伝えられた140信のメッセージは音声として録音され、さらにその後書籍『いのちの水を運ぶ者』として提供されている。
■ベンジャミン・クレーム氏を通しての音声
■石川道子氏による朗読音声
わたしは門口に立つ見知らぬ者なり
メッセージ第10信 1977年11月8日
親愛なる友よ、わたしは再びあなたがたの中に居る。
あなたがたは、もうすぐ、人それぞれのかたちでわたしを見つけるであろう。
このことを告げにきた。
わたしの愛する弟子イエスを求めるものは、イエスの特性をわたしの中に見いだすだろう。
教師としてのわたしを探す者は、より的に近い、わたしは教える者であるから。
徴を求める者は、それを見つけるであろう。
しかし、わたしの顕れ方は、もっと単純である。
あなたがたとわたしを分かち隔てるものは何もない。
もうすぐ多くの者が、そのことに気づくであろう。
わたしはあなたがたと共に在り、あなたがたの裡に在る。
わたしであるものを、あなたがたを通して表すことを願う、
そのためにわたしはやってきた。
多くの者がわたしに従い、わたしを案内人として見るであろう。
多くの者はわたしを知らないであろう。
わたしはすべての者の生活の中に入り、彼らを通してその人生を変えることを願う。
もうすぐわたしを見る用意をしておきなさい。
わたしの言(ことば)を聞き、
わたしの思いに従い、
わたしの嘆願に心を留める用意をしておきなさい。
わたしは門口に立つ見知らぬ者なり、
扉をたたく者なり、
いつまでも立ち去らぬ者なり。
わたしはあなたがたの友である。
わたしはあなたがたの希望である。
わたしはあなたがたの楯である。
わたしはあなたがたの愛である。
わたしはすべてである。
わたしをあなたがたの心の裡に受け入れ、あなたがたを通して働きかけさせてほしい。
わたしをあなたがたの一部となし、世にわたしを示しなさい。
あなたがたを通して、わたしを顕させてほしい。
そして神を識りなさい。
唯一にして聖なる神の光と愛と力とが、
あなたがたの心(ハートとマインド)の裡に、今顕されるように。
それによって、あなたがたすべての裡に、
今も未来永劫も沈黙のうちに宿る神を識るように。