4.あなたは奇跡を信じますか

モンテ・リーチ(ML):
「あなたは奇跡を信じますか」という問いは、世界中で起こってきた多くの説明できない奇跡的な現象を認めたライフ誌の最近の特集記事のタイトルでした。タイム誌やワシントン・ポスト紙など他の新聞雑誌もこのような現象について報道しました。もちろん,『シェア・インターナショナル』誌も。このような説明できない出来事をいくつか挙げますと、キリストのビジョンや個人的な体験、聖母マリアのビジョン、涙や血を流す聖母マリア像、民家の窓に突然現れた光の十字架、メキシコその他で発見された治癒力をもつ水、人々の車に乗せてもらい、キリストはこの世にいると告げて消える謎のヒッチハイカー、UFO目撃の増加、世界中の穀物畑に現れたサークルなどがあります。一般的に言って、人々はこのような報道を真剣に受けとめるべきでしょうか、それとも、これらのほとんどは、人々の想像力の産物として、悪戯として、もしくは科学的に説明できる出来事として無視されるべきでしょうか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
確かに、イギリスではいくつかの穀物畑のサークルが悪戯であることは間違いないでしょう。しかし、あなたが述べた様々な現象の大多数は実際非常に真剣に受けとめられるべきです。これらの出来事は世界的な規模で起こっており、今日キリストの再臨と関係して人々が期待し探し求めている徴の一部です。

モンテ・リーチ(ML):
これをキリストの再臨の徴であるとあなたは思うわけですね。

ベンジャミン・クレーム(BC):
はい、その通りです。これらは、私たちが一つの時代の終り、新しい時代の始まりに来たという徴であり、キリストがこの新しい時代を開始するために世界に戻られたという徴です。これらの徴は、人々の信仰と将来への希望を鼓舞し霊的基盤に基づいた生活に目覚めさせ、私たちが絶えず変化する世界におり、奇跡の日々は終わっていないということを彼らに認識させ続けるために与えられています。例えば、聖書の奇跡が、そしてそれ以前の時代の奇跡も、現在、毎日ほとんど1時間ごとに世界中で繰り返されています。これらの出来事は人類にとって、キリストが世界に公に再臨する時が近づいているという非常に明確な証拠になっています。

モンテ・リーチ(ML):
これらの問題についてどうしてそのような確信をもって話すことができるのですか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
私は1959年1月にキリストの弟子の一人から接触を受け、そのすぐ後、マイトレーヤご自身から彼のための道を整える仕事を与えられました。私は今では、20年近くこの仕事を行ってきています。私の役割は、キリストが私たちの自由意志を侵すことなく私たちの生活へと入ることができるように、キリストの帰還への希望と期待の風潮を作ることです。

モンテ・リーチ(ML):
あなたはまずキリストの弟子の一人から接触を受け、次にマイトレーヤ自身からの接触を受けたのですね。

ベンジャミン・クレーム(BC):
ヒマラヤに住んでおられる智恵の覚者方の一人が最初は他の弟子を通して、そして次に直接私に接触してこられました。彼は、彼の師である覚者、すべての覚者方の中の覚者、西洋でキリストとして知られる方のために道を整えるために私が行ってきた仕事のために、私を訓練し準備されたのです。

モンテ・リーチ(ML):
報道されてきた様々な現象のいくつかについて特にお聞きしたいのです。人々はキリストのビジョンを見たり、個人的な体験を得たりしてきたと報じられています。実際、スコット・スパノーというミネソタ州ミネアポリスのカウンセラーは、キリストと個人的に出会ったと語る大勢の人々にインタビューして、『キリストの帰還の証言』という本を書いています。これらの報道についてコメントをお願いします。

ベンジャミン・クレーム(BC):
もちろん、私はこれを受け入れています。これらの体験は彼の帰還にまつわる顕現例の一部です。マイトレーヤは3つの方法で人々に現れます。人々は、通常非常に霊的で意識を高揚させる体験を伴う鮮明で強力な夢を見たと語ります。その体験のなかで彼らはキリストを見たと感じます。それはマイトレーヤが彼自身を人類に知られるようにする最も普通のやり方です。

もう一つのあまり普通でないやり方は人々にビジョンを与える方法です。これらは、がっちりとした肉体として現われるのではなく、目覚めた状態で体験するビジョンです。人々はキリストを光として、もしくは一種のはっきりした形として見、体験します。彼らの話は彼がどのように現れるかに関して様々です。それはマイトレーヤが人々と接触する第二の方法です。

また、彼は世界中で個人に、もしくはグループに直接肉体で現われています。この方法でマイトレーヤを体験した多くの人々を私は知っています。

『シェア・インターナショナル』誌は1988年6月11日にケニアのナイロビで突然6千人の人々の前に“忽然と”現れたキリスト、主マイトレーヤの何枚かの写真を発表しました。聴衆は即座に彼をキリストとして認知し、その名前で彼を呼びました。彼は彼らに対して、彼らの言葉であるスワヒリ語で10分か15分話をし、現れたときと同じように驚くまもなく消え去りました。そして、彼が立っていた場所の近くにいた約30人か40人はすべての病気が完全に癒されていました。写真では彼は青いヘッドバンドのついた真っ白なアラブ人らしい服装をし、片手に蠅払いを持っています。彼の横に立っているのは、この定期的な治療集会をいつも開いている女性、メアリー・アガサさんです。これらの写真はCNNやBBCで放映され、世界中の通信社に伝えられました。

モンテ・リーチ(ML):
その後彼は姿を現しているのですか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
私の知るところによると、彼はメキシコ、ロシアと旧ソ連、全ヨーロッパ、アメリカ、中東、北アフリカ、インド、パキスタンにおいて非常に大きなグループに肉体として出現しています。彼はこれらの場所で奇跡的な治癒の水を残していきました・・すでにある泉や井戸を変性するか、新しいものを創るかして。これまでのところ、これらのうち最もよく知られているのは、メキシコ市から車で約2時間ほど離れたトラコテのものです。そこの水は、エイズや癌を含めたあらゆる種類の病気を持つ何千という人々を癒しています。他にも、マイトレーヤが出現したドイツのデュッセルドルフとインドのニューデリー郊外でも発見されました。

モンテ・リーチ(ML):
メディアはこれらの出現について報道しましたか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
これらの集会のいくつかにはメディアが出席していました。しかし、出現はすべて伝統固執主義グループに起こりました。メキシコではカトリック派、ドイツではルーテル派かプロテスタント派、スイスではカルビン派、ロシアと東ヨーロッパではロシア正教かギリシャ正教のキリスト教団体に、そして、中東、北アフリカ、インド、パキスタンでは伝統固執主義のイスラム教、ヒンズー教、ユダヤ教のグループに。

これらは彼が世界に公に宣言されるときに最も強く抵抗すると彼が予期するグループです。伝統固執主義のグループはキリスト、メシア、クリシュナ、イマム・マーディ、マイトレーヤ仏陀の出現に関して彼ら自身の信念に閉じ込められており、彼の存在によっても揺るがすことは困難だと思われる固定観念をもっています。これらの人々は、私の言葉で言えば、これらの出現によって“軟化させ”られる人々です。マイトレーヤは彼らに途方もない祝福を与えておられます・・彼らに奇跡的に姿を現し、彼らの言葉で語りかけ、そして消える。このことが彼らに長い間待ち望んだ教師の帰還という新しい体験を与えています。マイトレーヤは彼らの心を広くし、世界の終りにではなく、今、彼が戻ったという事実に心を開かせることを望んでおられるものと思います。

モンテ・リーチ(ML):
ある時点で、誰かが名乗り出て、自分達はこれを体験したと言うでしょうか。それが起こることを彼は望んでいるでしょうか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
それは彼が望んでいることの一部です。主要な目的は伝統固執主義者を“軟化させる”ことです。しかし、様々なグループへのこれらの訪問が続くにつれて-現在このような人々は非常に多く存在し、1988年のナイロビでの6千人は別にして1万人以上の人々がキリストを体験していますが-この尋常でない体験は彼らのものの見方を完全に変えざるをえず、彼らがそれについて語るとき、メディアは結局は注目せざるをえないでしょう。これらの出現のほとんどと関係して彼が創った治癒の水の発見はそこでの彼の臨在を強力に証し、メディアにこの問題を調査させるでしょう。
(私の最近の情報によると、これらの出現についての新聞報道がありました。キリスト教で2紙、イスラム教で5紙、ヒンズー教で3紙、シーク教で4紙。)

モンテ・リーチ(ML):
聖母マリアのビジョンと涙を流すマリア像についてもまた報道されています。これらの報道は信じるべきでしょうか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
これらのほとんどは、本当です。これらは世界中で膨大な数で起こっています。聖母マリアのビジョンは、2千年前イエスの母、マリアであった覚者によって想念形態として創られています。彼女はマイトレーヤの弟子であり、現在実際非常に進化した覚者です。この覚者が、いつも一人以上の人々によって見られる聖母マリアのビジョンを創ります。

また、おそらく世界の出来事を恐れ、何らかの安心と安全を求める人々の強烈な志向と欲求によって作られるビジョンもあります。彼らは彼ら自身で、純粋にアストラル的で、覚者とはまったく関係のない聖母マリアのビジョンを作り出します。これらは、関係する個人、それらを作り出した本人にしか見えません。私はこれらを無視しますが、これらでさえ、キリストの帰還の想念形態が表現を与えられる過程の一部です。これほど多くのことがこのような方法で起こっているという事実は、キリストの臨在の時がいま熟しているという徴です。しかし、一人以上の人々によってみられるビジョン、涙を流すマリア像、動くマリア像、本物の血を流すマリア像などはイエスの母であった覚者によって創られたものです。

モンテ・リーチ(ML):
そして、それらはキリストの帰還の徴なのですか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
それらはキリストの帰還の徴であるだけではなく、イエス自身も含まれる、キリストを長とするグループの帰還の徴でもあります。イエス覚者、彼は覚者方のハイアラキーではそのように知られていますが、彼は1989年以来ローマ郊外に住んでいます。彼はキリストと共に世界にやってくる覚者方の最初のグループの一人です。

キリストとイエスは同一人物ではありません。主マイトレーヤは彼自身の存在のなかに、私たちがキリスト原理、キリスト意識、キリスト教の三位一体の第二様相、愛のエネルギーと呼ぶものを体現しています。彼は彼の弟子であるイエスを、洗礼からはりつけまでの3年間オーバーシャドゥし、彼を通して働きました。この3年間、弟子イエスはイエス・キリスト、即ちメシアとなられました。その約6百年前、仏陀は彼の弟子であるゴータマ王子をオーバーシャドゥし、王子は29歳の時、ゴータマ仏陀となられました。これは周期的なイベントである世界大師の出現のために古くから用いられている方法です。私たちが現在目撃しているのは、周期的な法則による大師の帰還であり、今回は、以前のような弟子をオーバーシャドゥするという形ではなく、彼自身の完全な肉体として現れます。

モンテ・リーチ(ML):
南カリフォルニアや世界中の至るところの人々が窓に現れた光の十字架のことを伝えています。これはどのように説明できますか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
これは最初、1988年5月にロサンゼルスの一部であるカリフォルニア州エルモンテに現れました。この年の4月に、私の師は、非常にまもなくマイトレーヤは人々が無視することのできない多くの光の十字架を世界中に創るだろうと言われました。誰もそれがどこに現れるか、どのようにして起こるかは分からないでしょう。現在、エルモンテ地区に20か30のこのような十字架があります。これらはまた世界の様々な場所に現れています。私は最近、十字架がアパートの窓に奇跡的に現れたニュージャージー州の一人の女性から手紙をいただきました。

十字架は突然現れます。以前は何もなかったところに。これらはマイトレーヤによって“活性化され”、周囲の人々に大きな影響を与えます。それらは、それらを見るためにやってくる大勢の人々を引きつけ、何人かの人々は尋常でない治癒と霊的な体験をしています。最初の十字架がエルモンテのスペイン系の家庭の風呂場の窓に現れてから、そこの社会全体が、個人的にも、社会としても変わりました。

その地区の教会の牧師は、多くの人々が十字架を見に来たため、風呂場の窓を取り外して、教会に持っていったほうが良いと言いました。その家の善良な人々はそれに同意しました。ガラスが風呂場の窓から外され、教会の窓にはめ込まれました。十字架は即座に消えました。何をしても十字架は再び現れませんでした。しぶしぶ、牧師はガラスを貧しいスペイン系の人々の家に戻すことを許しました。十字架はすぐに元通りそのガラスに現れました。

モンテ・リーチ(ML):
十字架が南カリフォルニアの低所得層の社会に現れたことは興味深いことです。それには何か意味があるのですか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
キリストは「飢えと争いのはびこる暗きところに、わたしを探しなさい」「貧乏人の兄弟として、世に虐げられた者たちの兄弟として、わたしを知りなさい」(マイトレーヤからのメッセージ第 128信)と言われました。彼がやってきたのは、貧しい人々、略奪された人々のスポークスマンとしてです。公的にいうに完全な貧困状態で生きる約12億人の人々がいます。それは彼らが1年間に 100ドル以下の収入しかないことを意味します。これらの人々の半分は全く何も持っていません。彼らの大多数、何百万もの人々が文字通り飢え死にしています・・一人当たり膨大な過剰の食料を持つ世界で。マイトレーヤがいま世界に戻られたのは、“この冒徳”“この殺戮”“この罪”と呼ぶものをもはや傍観し、眺めていることができないためです。

モンテ・リーチ(ML):
報道されてきたUFO目撃の増加と穀物畑のサークルの出現についてコメントをお願いします。

ベンジャミン・クレーム(BC):
若干の悪戯は別にして、穀物畑のサークルのパターンは確かに本物ですが、マイトレーヤとは直接関係はありません。これらは地球から最も近い惑星、火星と金星の私たちの兄弟たちによって創られています。穀物畑のサークルは世界中に現れています。イギリスに数百あり、カナダ、アメリカ、ヨーロッパ、日本、その他に現れています。穀物畑のサークルのパターンは、私たちがUFOと呼ぶ宇宙船によって創られています。それらは地球の活性化の過程の一部であり、地球を取り巻く磁力的なエネルギーのネットワークの多くの渦を物質界に複写しています。これらの形成が、新しいエネルギー源に関係した人類にとっての “エネルギーのバッテリー”、人類がまもなく知るようになる光の科学の一部となるでしょう。

モンテ・リーチ(ML):
端的に言って、穀物畑のサークルの形成は肯定的な現象なのですね。

ベンジャミン・クレーム(BC):
全く肯定的なものです。それらは世界にとって非常にためになるものです。

モンテ・リーチ(ML):
これらの現象はこれからどうなると思いますか。

ベンジャミン・クレーム(BC):
これらの現象は、キリストがこの世界にあり、彼が宗教・非宗教を問わずすべてのグループにとっての世界大師であるというキリスト自身による世界への公の大宣言で頂点を極めるでしょう。これは単に宗教的な顕現ではありません。それは霊的な顕現です。マイトレーヤは言葉の広い意味での教育者です。彼は、方向を転換し、私たちが平和のうちに共に生きることのできる世界を創造するために、人類を活気づけ鼓舞するためにやってこられました。それを行うことは簡単であると彼は言います。私たちは、私たち自身を一つの人類の兄弟姉妹として見、世界の資源を共に分かち合う必要があります。彼は、私たちが分かち合うか死滅するかのどちらかであると言われます。私たちは世界の資源をすべての人々に属するものとして見、必要に応じてそれらを分配しなければなりません。このようにして、私たちは初めて世界に正義を作り出すでしょう。なぜなら、分かち合いなくして正義はなく、正義なくして平和はないからです。今日、平和がなければ世界はなくなるでしょう。私たちは世界を破壊することになるでしょう。

マイトレーヤは、人類がただ単に生き残るだけではなく、生き続けて、霊的な生活様式に基づいた輝かしい文明を創造するよう私たちを鼓舞し導くためにやってこられました。私たちは彼が言われるように、本来の私たちの姿である神々としての自分たちにふさわしい新しい文明を創造するでしょう。