シェア・インターナショナル誌の創刊以来、ベンジャミン・クレームの師である覚者は記事を提供してくださった。それらは書かれた時のみならず、世界の状況に応じて適切と思わる時にいつでも掲載されるように提供されているのである。

人間の必要

──覚者より

ベンジャミン・クレーム筆記 2010年12月 

人間が現在の状況をよく吟味するとき、到達できる結論は一つ——最近の行動様式ですら、もはや機能しないということである。すべての面において、特に金融、経済の部門において、継続的なそしてますます増大する混乱がある。四苦八苦する政府が何らかのコントロールを回復するのを助けるために‘専門家’たちが召集されるが、ほとんど役に立たない。古い、これまでに試みられてきた方法は、首相や財務大臣がどんなに経験豊かな人材であろうとも、彼らの意志に従うことを拒む。世界の諸々の政府は何をすべきか? 何ができるのか? 事態が‘落ち着く’ことを、そして古いパターンが生き延びることを願いながら、彼ら(世界の諸政府)は古い制度機構をしばしの間操作し続けることはできる。しかし、これはまさに虚しい望みである。一般的に言って、ほとんどの国の政府は彼らの役割を‘現状維持’の保護者として、支持者として見る。すなわち、人生は静的であり、したがってすべての変化を反抗だとか、望ましくないものとして見るのである。

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