意識しようがしまいが、人類が向上する道は無数にある。わたしたちの観点からみれば、これらの前進への歩みは明らかに見られる。現在の混乱と危機にもかかわらず、多くのところで人間の生活の最悪の状況は速やかに緩和されつつある。非常に深刻な欠乏が存在し放置されている地域が存在することも確かである──何千万の人々がいまだに飢え、そして原因も必然性もなく死んでいる。世界の半分が正義を求めて叫ぶかたわら、他の半分は無関心と無知という陽だまりの中でひなたぼっこをしている。

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