1922年生まれの英国人の画家であるベンジャミン・クレームは、1959年の出来事がきっかけで現在の活動へと導かれ、長年に及ぶ厳しい訓練の後、懐疑的な世界に向かって信じ難い話を提供するという困難な仕事に従事しています。
まず、クレームは1982年の国際月刊誌『シェア・インターナショナル』創刊以来の編集長として、彼に協力する世界中のボランティアとともに、全く無報酬でその発行に当たっています。毎月クレームを通して寄稿される智恵の覚者からの記事は、本誌最大の特徴となっています。
またクレームは人々の要請に応えて、世界中で講演活動を無報酬で行っており、講演回数は優に数千回に及びます。信じ難い驚くべき内容にもかかわらず、クレームの真摯な姿勢と情報の正確さが人々の脳裏に強烈な印象を与え、今でもますます大勢の人々が期待を持ってその情報の今後の展開を楽しみにしています。BBC、ABC、CBSなど多くのテレビ・ラジオにも出演してきました。アメリカの公共放送で6回シリーズとして全米に放送された対談番組『シェア・オブ・ジ・エア』は彼の話を知る上でまたとない番組ですので、文字にしてご紹介します。このほかにもカナダのジャーナリストの『ある男の物語』やニューヨーク・タイムズ紙記者による『ミレニアムへの大いなる期待』などで、クレームの人となり、活動ぶり、話の全容を窺い知ることができるでしょう。
クレームが世界中の講演の折りに受けたあらゆる質問や、あらゆる機会に提供してきた貴重な情報、哲学的なテーマ等に関する講話は、読みやすく編集され、彼の著作として各国語で提供されています。
これらの活動の他にも、クレームは新しい時代の新しい奉仕の形態として『伝導瞑想』の普及にも努めています。これにも組織はなく、意志さえあれば世界中の誰でもどこでも実践することができます。(『伝導瞑想―21世紀のヨガ―』)
クレームの携える話を端的に言えば、今日の世界の激動と混乱は宇宙的なエネルギー(新しいエネルギーと古いエネルギーの間の)の相克が関係している。古いエネルギーの影響下で極限に達した人間の貪欲と行き過ぎた商業至上主義のためにこのままでは地球破滅へと向かいかねない困難な時代にわれわれはいる。しかし幸いにも今、われわれには人類を破滅から救うべく新しい時代の偉大な教師方の存在がある。世界の行く末は、究極的には民衆であるわれわれの選択にかかっているのですが、人類はすでに正しい選択をすることを、これらの存在はすでにご存じだというものです。世界が危機を乗り越えた時、人類を待つ輝かしい未来とは、いかなるものでしょうか?
クレームはこれらの情報を決して皆さんに信じて欲しいとは言いません。単なる思考材料として提供するだけなのです。